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動画の内容
こんにちは。おとなとこどもの仙川泌尿器科の上杉達也と申します。本日は誰にでも起こり、そして膀胱炎を発症しやすい再発を繰り返しやすい人の特徴をご説明いたします。
膀胱炎を発症、再発しやすい人の特徴とは?
閉経間近の女性や、閉経後の女性は、膀胱炎を発症、再発しやすい可能性が高くなります。さらに、これはエストロゲンが減少 しているためと考えられます。
エストロゲンは尿路感染症にかかるのを防ぐ、その他、2番目として糖尿病や免疫系の疾患を持っている方は、膀胱炎かかかりやすくなるリスクが高くなるということはわかっています。
3番目にトイレに行く回数が少ない方です。トイレの回数が少ないとですね、尿意を長時間我慢するような生活の習慣がある方は、膀胱炎になるリスクが高くなります。
4番目としてですね。尿路に特異性がある方。一般的な尿道より短い、尿関連で何らかの特異性などがありますから、膀胱炎にかかるリスクが高くなります。また、興味深いことにですね、親族の方に膀胱炎を再発する方がたくさんいらっしゃるとですね、ご自身の膀胱炎の再発する研究データがありますね。
膀胱炎再発を経験したことがある方なんですね。ご家族の中に一人二人いらっしゃるとですね、平均的な方の約3倍、膀胱炎が再発しやすい データがあります。そして、急性膀胱炎を再発した経験のある方が、さらにとご家族に5人以上いる方はですね、なんと平均的な方の5.5倍、急性膀胱炎を再発しやすいというデータもあります。
膀胱炎に関する間違った知識とは?
しばしばですね、デリケートゾーンがですね、いわゆるデリケートゾーンが不潔だから膀胱炎症状を発症しやすいとか、再発を引き起こしやすいとか、間違った知識がよくしていることが多いんですけども、必ずしもですね、急性膀胱炎を発症してる からといって、デリケートゾーンが不潔だということにはならないんです。
デリケートゾーンですね。今の日本ですね、皆さんちゃんとほぼ毎日お風呂に入って、皆さん清潔されてるわけですね。もしでもそれで清潔に保ったとしても、免疫力が低下してたり、あるいは抗生物質の濫用などですね、しばしば抗生物質もたくさんとってらっしゃる、いわゆる善玉菌が減少しているという状態になります。
そうなるとですね、急性膀胱炎を発症、再発しやすくなるということが分かります。また、急性膀胱炎を繰り返すから不潔なんだという間違った知識を根強く持ってるけどですね、 必要以上にデリケートゾーンを石鹸で洗ってですね、必要な菌までを洗い流している可能性があります。
その他、タンポンの使用とか、トイレで後ろから前に拭き取る、つけてる下着の種類が悪いんじゃないかなどが原因で、発症再発を引き起こすというのも、必ずしも正しいという正しい知識ではありません。
これらは原因菌を膀胱で侵入してしまう、運んでしまうというきっかけになる可能性はありますけども。それよりも免疫力があって膀胱内の環境が良好であれば、特に大きな問題にはならないんです。
すぐにでも始められる5つの対策法とは?
それは最後にですね。すぐでも始められる5つの対策方法をご紹介いたします。まずは、水をたくさん飲むことです。さらに普段通りの飲み物にプラスして、1.5リットル。1リットル半の水を飲んで生活を送ったグループの方の2つのグループに分けてですね。
再発率に関して数値を分析した結果ですね、普段通りのプラス1.5リットルの水を飲んで生活を送っていただいたグループは、膀胱炎の再発を46%減少したというデータが出ています。
つまり、お水をたくさん飲むということだけで、膀胱炎の再発率を簡単に減らすことができるわけです。2つ目としてですね、 避妊アイテムとして殺す性質剤付きのコンドームなどがありますけども、この性質剤はですね 膀胱炎のリスクが高くなると。
その理由としてですね、なぜそうなっちゃうかというと、正常な膣内の善玉菌ですね、増殖を抑制してですね、膀胱炎の原因となる細菌の増殖を許してしまうということが原因として考えられます。
3つ目としてですね、膣内エストロゲンクリームを使うという方法があります。閉経後や更年期の女性は、エストロゲンが 減少してしまいます。そのため膀胱炎のリスクが高くなります。
エストロゲンは膣の上皮や粘膜に作用して乳酸を多く作ります。そして、そのことによって酸性環境を作り出します。酸性環境を作っていると、細菌が膣や尿道、膀胱に付着増殖するのを防ぐので、膀胱炎の再発防止に有効になります。
日本でも、女性のデリケートゾーンに塗布することができる、女性ホルモン軟膏剤などがありますので、活用されてみるのもいいでしょう。
4つ目としては、クランベリー。膀胱炎と言ったらクランベリーがパッと思いつくかもしれませんが、さらにこのクランベリーにD-マンノースという成分が含まれているんですけども、このD-マンノースは、大腸菌に付着します。
そして、尿から排出することが促進されるということがあります。軽度の症状改善や膀胱炎再発予防には有効となるでしょう。D-マンノースが、しっかり取れるクランベリーの摂り方としては、お砂糖も入ってない純粋なクランベリージュースを少なくとも1日300ml飲む必要があります。
これはちょっと毎日続ければ、必ずしも簡単なことじゃないとですので、クランベリー抽出物とD-マンノースを高配合したサプリメントの活用がおすすめになります。
5番目としてですね、乳酸菌の摂取をおすすめします。膀胱炎の原因の多くは大腸菌になりますので、病院では基本的には抗生物質を処方することになります。
しかし、大腸菌を死滅させるために使われる抗生物質は、大腸菌以外にも悪玉菌から身を守ってくれる善玉菌、つまり乳酸菌なんですけども、これらを死滅させてしまいます。
この善玉菌が不足するとですね、悪玉菌が増殖しやすい環境になります。そして、免疫力が 低下することになります。そして 免疫力が落ちるとですね、さらに細菌が増殖しやすい環境を作るといった悪循環に陥る。
そうすることで、急性膀胱炎が再発しやすくなるわけです。そこで、再発防止につながることになるのが、善玉金、乳酸菌の補充になります。
カナダのリサーチ研究所をはじめとする数々の研究やその他の臨床データで、尿路感染予防に有効とされた乳酸菌が5種類あります。
この5種類の乳酸菌を、お食事やサプリメントを活用して、定期的に体に補充していくのが再発防止に役立つでしょう。膀胱炎のサプリメントを選ぶときは、クランベリーやD-マンノースが高配合されているか、予防に有効と示唆された5種類の乳酸菌が入っているか、これらがポイントになるでしょう。
急性膀胱炎は、誰でもどなたでも発症する可能性があります。特に女性は2人に1人は、生涯で一度は経験すると言われているものです。
膀胱炎はしっかりと水分を摂ること、しっかり排尿することですね。膀胱に細菌が繁殖しやすくなるので、排尿するのは決して我慢してはいけません。 それから、排尿排便の後は前から後ろに拭くことで、大腸菌などを尿道に侵入させないようにする気配りをすることも非常に大切です。
その方がダイエット、疲れ、その他の病気などで抵抗力が落ちてると、膀胱炎になりやすくなるということも言わ れていますので、この辺りも注意が必要です。
また月経の前後には、雑菌が繁殖しやすくなりますので、清潔な状態を保つことも意識しましょう。それから便秘がちな人はですね、便通の改善が膀胱炎の予防にもつながります。
ご自身の生活習慣や体調面を見直すことで 、膀胱炎を予防することができます。
最後に上杉院長からアドバイス
やはり、先ほど申し上げたようにストレスが溜まってるとか、あるいはすごく疲れた時には、やはり抵抗力そういった時はしっかり水分摂取をするんですね。
それからまあ先ほど申し上げたような、乳酸菌やクランベリーが高配合されたサプリメントを再発予防のために摂取するということはおすすめできるアドバイスかなと思います。